熱異常 考察

いよわ考察

死んだ変数

死んだということは寿命を迎えたということであり、変数の寿命はスコープです。スコープから外れた変数はガベージコレクションという機能によって解放されます。

つまり、”死んだ変数”の一言で「変数」を解放する何らかの存在が暗示されています。また、歌詞が括弧でくくられているのはこの歌がスコープ内であることを暗示していると考えられます。

歌詞がプログラムであるとすると聴くことがプログラムの実行に対応しています。

「実行」には修正不可能なバグがあり、作者の意図したとおりに「実行」されるとは限りません。

日食

歌詞に三日月や黒い星が登場しますが、これらにどんな関係があるのでしょうか。

これについて考えているときMVの足立レイの目をみて日食を連想しました。

日食だとすると、黒い星は月を表します。”黒い星が~を見ている”は日食の観測を表現していると考えられます。

[コラム] 皆既日食と神話|大橋ちよ
あれは2009年7月22日。 覚えていますでしょうか。 日本で皆既日食が見られた日です。 ただし、屋久島とかトカラ列島など、地元の人でないとなかなか行きにくい場所でしか観察できなかったために、見に行った!と言う人はかなりの天体マニアなんじゃ...

デイジー・ベル

哭いた閃光が目に刺さる お別れの鐘が鳴る→肉声でない声の誕生

神が成した歴史の結ぶ答えは砂の味がする→砂の惑星

死んだ変数で繰り返す 数え事が孕んだ熱→熱異常

誰かの澄んだ瞳の色をした星→次の誰かの歌

ヤモリ→幸運の兆し

幸福を手放す事こそ美学であると諭す魚が
自意識の海を泳ぐ 垂れ流した血の匂いが立ちこめる

幸福を手放す事→自分の選択を守ること

垂れ流した血の匂いが立ちこめる→のど元にかみつく牙がある

停止性問題

思考の成れ果て その中枢には熱異常が起こっている 

熱異常がどんな曲なのか理解するにいは上記の文も理解する必要があります。しかしこの文に含まれている「熱異常」について考えようとするとその歌詞内の「「熱異常」」を理解しなければならない…と自己言及に陥ります。これに終わりはあるのでしょうか?

これを判定する方法はありません。

すぐそこまで来ているなにかが終わりなのかどうかはわからないのです。

絶望感たっぷりの曲ですが、希望はあります。

続く

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